こんにちは、naoです。
WealthNaviから2025年上半期(1月1日~6月30日)の運用報告書が届きました。資産総額が1,273万円を突破し、順調に資産を積み上げています。
今回は運用報告書の内容をもとに、手数料や分配金の詳細まで数字でお伝えします。リアルなロボアド投資の実態をご覧ください。
📊 2025年上半期の運用実績サマリー
基本データ(2025年6月30日時点)
- 資産総額: 12,737,107円
- 有価証券評価額: 12,671,802円(87,548.75ドル)
- 現金残高: 65,305円
- 前回(2024年12月31日付)報告時からの増加: +659,575円(+5.46%)
2025年上半期の収支内訳
- 積立投資: 600,000円(月10万円×6ヶ月)
- 分配金収入: 81,924円
- 支払手数料: 58,158円
- 運用益: 約76万円
💰 手数料の詳細(年間11.6万円ペース)
WealthNaviへの投資を考える上で重要な懸念点である、手数料の詳細データをお伝えします。
月別手数料の推移
月 | 手数料(税込) | 資産額との比率 |
---|---|---|
1月 | 9,929円 | 約0.08% |
2月 | 10,096円 | 約0.08% |
3月 | 9,209円 | 約0.07% |
4月 | 9,891円 | 約0.08% |
5月 | 8,994円 | 約0.07% |
6月 | 10,039円 | 約0.08% |
合計 | 58,158円 | 年率約0.9% |
手数料の現実
上半期だけで58,158円。年間換算すると約11.6万円もの手数料を支払っています。
長期割による手数料優遇
現在の手数料率は年率0.9%(税込0.99%)です。これはWealthNaviの「長期割」サービスによる最大割引が適用されているためです。
長期割の仕組み:
- 資産運用の継続期間6ヵ月ごとに割引
- 預かり資産50万円以上:0.01%ずつ割引
- 預かり資産200万円以上:0.02%ずつ割引
- 最大0.90%(税込0.99%)まで割引

(ウェルスナビ公式HPより)
手数料の比較:継続のメリット
手数料率 | 年間手数料(1,273万円ベース) | 差額 |
---|---|---|
通常料率(税込1.1%) | 約140,000円 | – |
長期割適用(税込0.99%) | 約116,000円 | ▲24,000円 |
7年10ヶ月の継続により、年間約2.4万円の手数料削減を実現しています。
正直な感想: 決して安くはありませんが、長期継続による割引と、自動リバランシングや税務最適化を考えると、この手間を年11万円で買っていると考えています。
🎯 分配金8.2万円の内訳公開
2025年上半期の分配金実績
総分配金: 81,924円
主な分配金
- 3月31日: 14,424円
- 6月30日: 26,327円
- その他の月: 毎月1,000~2,000円程度
分配金の特徴
- 四半期末に大きな分配金(3月、6月)
- 毎月コンスタントに小額分配
- 年率約1.3%の分配利回り
分配金は自動的に再投資されるため、複利効果を享受できています。
📈 ポートフォリオ構成
2025年6月30日時点の構成
ETF銘柄 | 保有数量 | 評価額 | 構成比 |
---|---|---|---|
Vanguard VTI ETF(米国株) | 123.471株 | 5,420,511円 | 43% |
Vanguard VEA ETF(先進国株) | 516.399株 | 4,247,678円 | 34% |
Vanguard VWO ETF(新興国株) | 175.157株 | 1,252,146円 | 10% |
iShares AGG ETF(米国債券) | 39.452株 | 564,175円 | 4% |
SPDR GLD ETF(金) | 11.423株 | 498,026円 | 4% |
iShares IYR ETF(不動産) | 40.238株 | 548,217円 | 1% |
iShares IAU ETF(金) | 15.807株 | 141,049円 | 1% |
ポートフォリオの特徴
- 米国株重視: 43%を米国株(VTI)に配分
- グローバル分散: 先進国・新興国に34%+10%=44%
- リスク資産重視: 株式87%、その他13% (←「リスク許容度」5の設定によるもの)
⚖️ 相対取引の影響分析
運用報告書で注目すべきは相対取引比率17.44%です。
相対取引とは
- ウェルスナビが相手方となって行う取引
- 市場価格ではなく、ウェルスナビが提示する価格での取引
- 上半期で178,506円分が相対取引
相対取引の意味
相対取引比率17.44%は、取引の約2割が市場外取引ということです。これにより:
- 小口取引の効率化
- スプレッドコストの最適化
- 取引手数料の削減
…などの影響が考えられます。
投資家にとってプラスかマイナスかは判断が難しいところですが、透明性の観点から情報を記録しておきます。
📊 2025年上半期の市場環境と運用成果
市場環境
- 4月: 関税政策による株価下落
- 4月中旬以降: 関税適用延期で株価回復
- 債券市場: 年初から4月上旬まで金利低下
- 為替: 157円から144円へ円高進行
運用成果
- 上半期リターン: +5.46%
- 年率換算: 約11%の成長率
- 市場環境: 円高進行にも関わらず良好な成果
プラス要因:
- 株式市場の上昇(VTI、VEAの値上がり)
- 金価格の上昇(GLD、IAUの値上がり)
マイナス要因:
- 円高による為替影響(ドル建て資産の円換算減少)
結果として、円高の影響を受けながらも、株式と金の上昇により上半期で+5.46%の運用成果を享受できました。
💡 丸投げ投資を7年10ヶ月続けて感じること
良かった点
- 自動積立の継続力: 月10万円を確実に投資
- 分散効果: 様々な市場変動に対応
- 心理的負担の軽減: 日々の値動きを気にせず継続
気になる点
- 手数料の積み重ね: 年11万円のコスト
- 相対取引の不透明さ: 詳細な算定基準が不明
- 円高による目減り: ドル建て資産の円換算減少
💪 今後の投資戦略
継続する方針
- 月10万円積立: 変更なし
- ポートフォリオ: WealthNaviに任せる(丸投げ=何もしないでOK)
- 長期投資: 2030年代の間に5,000万円の資産形成を目指す
検討事項
- 税務最適化: つみたてNISAとの併用検討
- 手数料対策: 手数料の引き上げなどあれば、将来的な乗り換えも視野
- リスク管理: 資産額増加に伴う分散検討
📝 まとめ:ロボアド投資の現実
今回の運用報告書分析で改めて感じたのは、具体的な数字で投資を把握することの重要性です。
数字で見る現実
- 資産総額: 1,273万円
- 年間手数料: 約11.6万円
- 分配金利回り: 約1.3%
- 運用利回り: 年率約11%
ロボアド投資を続ける理由
手数料の割高感や市場リスクはありますが、7年10ヶ月で証明された長期投資の効果を信じて継続します。
特にロボアド投資で有利だと感じるのは:
- 感情に左右されない自動投資
- 世界経済の成長への参加
- 時間の分散効果
WealthNaviへの長期投資のメリット・デメリットを、このブログを通して感じ取って頂けたら幸いです。
次回は7月第4週の週次レポートをお届けする予定です。引き続き、ロボアド投資のリアルをお伝えしていきます!
投資には元本割れのリスクがあります。当ブログは正確を期すよう心がけていますが、最終的な投資判断は自己責任でお願いします。
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